よくあるご質問
まずは、医療機関で治験に参加できるかどうかの問診や検査を行います。治験に参加できる場合は、引き続き、医薬品の服用の仕方や来院時期などについて説明を受けることになります。なお、治験に参加する条件と合わない場合、治験には参加できないことがあります。参加できない理由については、問診や検査を行った医療機関で説明を受けることができます。
いずれの治験についても、国が定めるルール(GCP)に従って、治験に参加される患者さんの安全性を最大限確保して実施されるため、過度なご心配なく参加についてご検討ください。
治験の計画毎に、入院をするか、外来で行うかが決められており、計画に従って参加指定いただきます。
治験によっては、通院費などが軽減される場合がありますが、参加費をお支払いすることはありません。詳細につきましては、本サイトでご案内するお問い合わせ窓口などでご確認ください。
一般に治験を実施している医療機関の担当医が対応いたします。詳細につきましては、本サイトでご案内するお問い合わせ窓口などでご確認ください。
治験の検索サイトやコールセンターでは治験を実施している医療機関の紹介はしません。お住まいの地域で実施している治験の企業の相談窓口をご案内します。企業の相談窓口が医療機関と調整したうえで受診等について案内します。
県をまたいで治験に参加することはできません。お住まいの地域における治験実施医療機関での参加となります。
すでに目標症例数を超えている場合などは、ご参加いただけないことがございますのでご了承ください。
検索結果は参加をお約束するものではありません。
そちらにお問い合わせいただき、ご確認ください。
当サイトで該当なしと結果が出た場合、コールセンターにお電話をいただいても紹介できない可能性が高いので、予めご了承ください。
当サイトで検索することは可能ですが、コールセンター同様該当しない可能性が高いので、予めご了承ください。
治験にかかる費用は、基本的に治験を行っている企業又は研究者が負担します。また、通院などにかかる交通費などの一部又は全額が負担軽減費として支払われることもよくあります。一方、治験に参加しなくてもかかる費用は通常の保険診療と同様に一部患者さんの負担となることもありますが、通常診療の範囲以上に金銭負担が増えることはないと考えてよいでしょう。
細かな金額の設定はそれぞれの治験によって異なりますので、各治験のコールセンターなどにお問い合わせください。
人を対象とする治験は開発中の「お薬候補」の有効性・安全性を確認するものですので、一定のリスクを伴います。したがって治験(人を対象とした試験)を計画するまでに、試験管内での実験や動物実験を通してリスクや有効性について確認が行われ、人で使用しても安全と十分に考えられる用法・用量が検討されています。さらに治験開始後も段階を踏んで安全性を確認しながら慎重に開発が進められています。
また、治験では通常診療と同じかそれ以上にあらゆる症状の出現に注意して診察がなされ迅速に対応できる体制を整えた状況で行われています。
それでも後遺症等の重大な副作用が出てしまった場合には、適切な医療が受けられる体制と補償制度が整えられています。
参加する治験によって、通院の要否・頻度、入院の要否・期間は異なります。通院の回数が非常に少ない治験や、入院を要しない治験もありますので、気になる治験のコールセンター等にお問い合わせください。
治験は対象とする病気の患者さんが誰でも参加できるものではなく、事前に定められた基準に適合すると医師が判断した方が参加することができます。このウェブサイトではあなたの現在の状態から参加できる可能性がある治験をお示しすることができます。そこに表示されたコールセンター等にお問い合わせいただくことで治験に参加できるかについてある程度詳しく確認することができます。
治験の内容やご自身の状態にもよりますが、一般的には以下のようなメリットがあります。
- ・治験に参加し有益な情報が得られることで今後の治療を受ける患者さんのためになり、治療の進歩に貢献する
- ・治療の選択肢が増え、現在の標準的治療より良い効果が得られる可能性がある
- ・通常の診療よりも詳しく診察・検査が行われるため、自身の状態をより正確に把握することができる
治験の内容やご自身の状態にもよりますが、一般的には以下のようなデメリットがあります。
- ・予期しない副作用が生じる可能性がある
- ・新しい治療法がかならずしも標準的治療より優れているというわけではない(むしろ治験ではこれを確認しています)
- ・診察や検査のための来院回数が多くなることがある
- ・治験中に併用できない薬や治療が定められているなど、治験で定められた細かな取り決めを守る必要がある
治験に参加できるかどうかを調べる際には様々な検査のために、一般の診療と比べてたくさん通院したり、病院での滞在期間が増えることがあります。一方で、治験が始まると決められた内容を検査して、副作用などが出ていないか確認する、など手順が決められているため比較的短時間で受診が完了することもあります。治験により様々ですので最終的には治験の担当医師にご確認いただければと思います。
お薬というのは本当は効果がないにもかかわらず、「飲んだ」というだけで効果がみられることがあります。これを「プラセボ(偽薬)効果」といいます。したがって治験では実際のお薬(実薬)を「飲んだ」人、「飲んでない」人でその効果や安全性を比較するのではなく、「実薬を飲んだ」人と「実薬と見分けのつかない偽のお薬(プラセボ)を飲んだ」人とで比較をすることがあります。これをプラセボ対照試験といいますが、全ての治験でプラセボが使用されるわけではなく、実薬のみで実施される治験もあります。
治験の参加基準を満たしていれば参加することができます。参加基準は治験によって異なるので、気になる治験のコールセンター等にお問い合わせください。
この治験検索サイトで、ご自身の情報に関するアンケートに答えていただくと、あなたが参加できる可能性のある治験がリストアップされます。
そちらに記載された連絡先にご連絡いただき、治験の参加についてご相談ください。
治験に参加する前に、治験の内容について医師などの担当者から十分な説明を受け、不明点についても質問することができます。家族と相談していただいた上で参加するか否かを決めることができますし、一度参加するといったものの途中でその意思を撤回することもできます。
いずれの場合も、その後の治療方針についてあなたが不当な扱いを受けることはありません。
治験への参加はあくまで自由意思によるものであり、治験に参加しなかったからといってあなたが不利益を被ることはありません。しっかりとご検討いただいた上で、参加するかどうかを決めていただけます。
また、治験に参加中にも治験の参加を取りやめることができ、その場合にもあなたがその後の治療等に関して不利益を受けることはありません。
治験に参加する前には、担当医師やCRC(治験コーディネーター;治験のサポートをする医療従事者のこと)から文書による説明があります。説明文書の内容をご家族とも十分に確認・相談してください。
かかりつけの医師に相談いただくことはもちろん可能です。しかし、一般的にかかりつけの医師が治験への参加について判断することは難しいため、治験の担当医による診察の際に、ご自身が今治療中のご病気や治療内容について詳しく知らせていただくことが重要になります。
治験への参加が決まった後でも、やはり意思が変わって治験を中止したい場合、治験の担当医などと相談して中止してもらうことは可能です。
また、治験への参加にあたってそれまでにかかった費用を支払う必要もありません。ただし、治験以外の費用(併存している病気の治療などにかかる医療費)は通常の保険診療どおりの支払いは生じます。
治験で得られたデータは、個人を特定するための情報がわからない状態でその治験のためのデータベースに記録されます。
治験であらかじめ決められたタイミングにデータベースに記録されたデータを確認し有効性や安全性などを評価するためのデータ解析が行われます。
この結果を「報告書」としてまとめ、お薬の承認申請の際に各国の規制当局に提出される資料の一つとなります。
治験で提供されたお薬をいつまで継続するか、についてはそれぞれの治験で異なります。そのお薬の必要性に応じて治験ごとに継続期間が定められており、治験期間内のみに限定されることもあれば病状が悪化したり副作用が出るまで継続できることもあります。気になる治験のコールセンター等にお問い合わせください。
治験では多くの方に参加していただく必要があるため、多くの施設で同じ治験が実施されることがよくあります。しかし、治験が行われる施設を増やすことによって、治験が間違いなく行われるための管理にかかる費用がより多くかかってしまいます。
また、治験を実施するための専門のスタッフが必要になることもあります。
そのため、多くの治験ではより多くの患者さんが集まる病院や治験の実施に慣れている病院で治験が実施されることが多く、必ずしも皆さんのお近くの医療機関でご希望の治験が受けられるわけではありません。
興味のある治験が近隣の医療機関で行われているかについては、それぞれの治験のコールセンター等にお問い合わせください。
治験や担当医師によって、「治験用」の外来で診察や検査が行われることもあれば、通常の外来と同じ空間でそれらが行われることもあります。
治験では、使用される「お薬候補」の有効性や安全性の評価に影響を及ぼす治療法や他のお薬の内服などについて制限が設けられています。それぞれの治験について、そういった制限に違いがありますので気になる治験の担当医に直接ご確認ください。